MCPサーバー v1.2.1:リソース、プロンプト、構造化出力
Frihet MCPサーバー v1.2.1の新機能。リソースハンドラー、プリセットプロンプト、構造化JSON出力でAIエージェントとの連携がより強力に。
重要ポイント
- v1.2.1でリソースハンドラーが追加。FrihetのデータをMCPリソースとしてAIモデルに直接提供できる
- 5つのプリセットプロンプトで最も一般的なビジネス分析をすぐに実行できる
- 構造化JSON出力でAIの応答をコードやワークフローで直接処理できる
目次
Frihet MCPサーバーのv1.2.1がリリースされました。このバージョンでは、AIエージェントとFrihetの連携をより強力にする3つの主要な機能追加が行われています。
新機能の概要
1. リソースハンドラー
v1.2.0まで、MCPサーバーはツール(アクション)のみを提供していました。v1.2.1ではリソース(データ)も提供します。
MCPリソースとは何か: MCPプロトコルにおいて、リソースはAIモデルが文脈理解のために参照できる構造化データです。ツールが「何かをする」のに対し、リソースは「何かを知る」ために使われます。
Frihetが提供する新しいリソース:
frihet://invoices/recent - 直近の請求書リストfrihet://clients/active - アクティブなクライアントリストfrihet://dashboard/summary - 財務サマリー(現在の状態)frihet://tax/current-quarter - 現在の四半期の税務データfrihet://expenses/by-category - カテゴリー別経費サマリー実用的な違い:
以前(ツールのみ):
「今月の請求書を分析して」→ Claudeがツールを呼び出す → データを取得 → 分析(リクエストごとにデータ取得が必要)v1.2.1(リソース追加後):
「今月の財務状況を教えて」→ ClaudeがFrihetリソースを参照(すでに文脈として持っている)→ より速く、より文脈を理解した回答2. プリセットプロンプト
5つの新しいプリセットプロンプトが追加されました。これらはMCPプロトコルの「prompts」リソースとして提供されます。
1. 週次財務ブリーフィング
prompt: "weekly-financial-briefing"このプロンプトを実行すると、Claudeが今週の収益、未払い請求書、重要な経費、キャッシュフロートレンドをまとめたブリーフィングを生成します。
2. 未払い請求書アクションプラン
prompt: "overdue-invoices-action-plan"すべての期限切れ請求書を分析し、各クライアントへのフォローアップ戦略を提案します。
3. 四半期税務準備チェック
prompt: "quarterly-tax-preparation"現在の四半期のIVA計算、経費の完全性チェック、追加で登録すべき経費がないかの確認を行います。
4. クライアント収益性分析
prompt: "client-profitability-analysis"各クライアントの収益額、平均支払いスピード、コミュニケーションコスト(推定)を考慮した収益性レポートを生成します。
5. キャッシュフロー30日予測
prompt: "cashflow-forecast-30days"確定している受取(承認済み請求書の支払い予定日)と支払い予定(定期経費)から30日後のキャッシュ残高を予測します。
3. 構造化JSON出力
v1.2.1では、すべてのツール呼び出しが構造化されたJSONを返すオプションが追加されました。
なぜ重要か:
以前は、AIが人間向けのテキスト応答の中にデータを含めていました。これはn8nやカスタムコードでデータを処理する際に解析が必要でした。
v1.2.1では、ツール呼び出しが機械可読な構造化JSONを直接返します:
{ "success": true, "data": { "invoices": [ { "id": "inv_abc123", "number": "2026-042", "client": "ABC社", "amount": 3600, "currency": "EUR", "status": "overdue", "daysOverdue": 15 } ], "summary": { "total_overdue": 1, "total_amount_overdue": 3600 } }}これにより、n8nワークフローやカスタムスクリプトでFrihetのデータを直接処理できます。
アップデート方法
# npmの場合npm update @frihet/mcp-server
# npxの場合(常に最新版を使用)npx @frihet/mcp-server@latest設定ファイル(claude_desktop_config.jsonなど)の変更は不要です。
v1.2.1の変更ログ
追加:
- 5つのMCPリソース(
frihet://invoices/recent等) - 5つのプリセットプロンプト
- すべてのツール呼び出しで構造化JSON出力オプション
改善:
- 大量データ取得時のレスポンス速度向上(約40%)
- エラーメッセージのより詳細な情報
修正:
- 日付フィルターのタイムゾーン処理の修正
- 特殊文字を含むクライアント名での検索バグの修正
今後のロードマップ
v1.3で計画している機能:
- バッチ操作(複数の請求書を一度に更新など)
- ユーザー定義カスタムプロンプト
- Webhookイベントのサブスクリプション(AIがリアルタイムで通知を受け取る)
- より詳細なアナリティクスツール
GitHubリポジトリ(Frihet-io/frihet-mcp)でロードマップを確認し、機能リクエストを提出できます。
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よくある質問
MCPリソースとMCPツールの違いは何ですか?
MCPツールはアクション(請求書作成、経費登録など)を実行します。MCPリソースはデータ(請求書リスト、クライアントデータなど)をAIモデルに構造化された形式で提供します。リソースはAIモデルが文脈を理解するために使用します。
v1.2.1に更新するにはどうすればよいですか?
`npx @frihet/mcp-server@latest`を実行するか、パッケージをアップデートしてください:`npm update @frihet/mcp-server`。設定ファイルの変更は不要です。
プリセットプロンプトはカスタマイズできますか?
はい。プリセットプロンプトはベースラインとして使用し、Claude等のAIアシスタントで追加の指示を加えることができます。将来のバージョンではユーザー定義のカスタムプロンプトも計画されています。